幻のツバキが見頃 長崎県五島市
長崎県五島市の五島椿(つばき)森林公園にある五島椿園のツバキが見頃を迎えた。園内にある同市のシンボルで幻のツバキといわれる「玉之浦椿」がとりわけ異彩を放ち、白い縁取りがある赤い花びらが美しくあでやかな姿で来場者を魅了している。五島椿森林公園は国際優秀ツバキ園にも認定されている。
玉之浦椿は、ヤブツバキの突然変異種で、1947年に同市玉之浦町にある父ケ岳で炭焼き業者が偶然発見、世界的な名花として知られるようになった。五島椿園には、久賀白、乙女の祈りなど約260種約2800本のツバキが植えられている。
約440万本ものツバキが自生する同市は、全国有数のつばき油生産地として知られ、高品質な油は食用や化粧品の原料として使われている。
同市では恒例の「椿まつり」が22日に開幕、切り花や盆栽でツバキを表現する「椿盆栽展」、五島椿森林公園を巡る観光ツアーなどのイベントが行われ、福江城蹴出門は、まつりの期間中午後6時から同10時までライトアップされる。
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