小さな鉢に見事な情景:室蘭・八丁平盆栽展

室蘭・八丁平小品盆栽趣味の会(土門修世話人代表)主催の第13回小品盆栽展が21、22の両日、八丁平中央町会会館で開かれた。来場者は小さな鉢に表現された自然の情景に見入っていた。


地域住民33人がメンバーで、盆栽展は毎年この時季に開いている。今回は、4月や7月など気温が低く管理が難しかった日々を乗り越えた115点が並んだ。


注目を集めたのは、赤い実をつけたヒメリンゴやルビーサンザシの鉢。秋の紅葉に向かうモミジや、紫色の花弁が魅力のシュウメイギクなど多彩な鉢が並び、訪れた住民らの目を楽しませていた。同会事業部の坂本憲一さんは「小さい鉢は水の蒸発が早く、毎日水をあげて育てます。愛着がわきますね」と小品盆栽の魅力を語っていた。