”人口最少の市”でミニ盆栽展

全国の市の中で最も人口が少ない歌志内市で、小さな鉢を使って育てたミニ盆栽の展覧会が開かれました。


ことし1月1日現在で全国の市の中で最も人口が少ない歌志内市では、毎年、町おこしをかねて春と秋の2回、ミニ盆栽の展覧会が開かれています。


会場となった道の駅「うたしないチロルの湯」には、直径4センチほどの小さな鉢に植えられた樹齢10年のマツの仲間や、赤く色づきはじめたナナカマドなど、愛好家が育てた130鉢が並べられました。


愛好家によりますと、ことしは猛暑の影響を避けるため、日光を遮ったり、通常は1日2回の水やりを3回に増やすなどして大事に育てたということです。


なかには十勝地方の牧場風景を表現したジオラマのミニ盆栽もあり、訪れた親子連れなどが小さな世界に見入っていました。


会場では、専門家から育て方を教わりながらミニ盆栽を買い求める人も見られました。


友人と会場を訪れていた千歳市の40代の女性は、「どれもかわいいですね。買い求めた盆栽がうまく育つのが楽しみです」と話していました。