「BONSAI」が海外で人気! 販路求めて赤石五葉松輸出振興組合が設立【愛媛・四国中央市】
海外で人気の「BONSAI」。
この盆栽に使われる日本3大五葉松の1つ・赤石五葉松(あかいしごようまつ)をEU諸国など海外に販路を拡大させようと20日、輸出振興組合が設立されました。
設立したのは、四国中央、新居浜、西条の12軒の赤石五葉松の生産農家です。
20日は設立式が開かれ、森高準一会長が「産地の再生のチャンスを海外に求め、後継者育成に取り組みたい」と意気込みを示しました。
赤石五葉松は愛媛県東部の東赤石山に自生し県の天然記念物にも指定。
柔らかい枝振りが特徴で「盆栽の女王」とも呼ばれています。
しかし日本の生活スタイルの変化などで、かつては四国中央市や新居浜市に約300軒あった生産農家も近年では3分の1の100軒ほどに。
一方、海外ではヨーロッパなどで盆栽の愛好家が増えていて、販路を海外に求め赤石五葉松輸出振興組合を設立しました。
今後はドイツに展示培養所を開設してヨーロッパ各地に出荷する拠点を整備し、現在年間1000万円ほどの輸出額を、2022年には3倍の3000万円にまで伸ばしたいとしています。
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